
思春期。歌や小説のテーマにも選ばれる、甘く切ない響き。うれしはずかし大人の入り口です。
そんな子供が大人に成長しはじめる、ラブとコメディにあふれた愛すべきこの時期。
ところがどっこい、親にとっては本当にやっかいな時期!イライラもやもやの連続、まさに理解不能で戸惑いのミステリーエイジなのです。
今までは楽しかった子育てが、辛く悲しいものに変わったというご家庭も多いでしょう。
子供が何を考えているのか急にわからなくなった、ということも、、、。
このブログは、そんな思春期親子の感情豊かな母:ママンと、思春期初心者の男の子:坊ちゃんが日常のエピソードを交えつつ、思春期子育てにお疲れの世のママンたちの心がラクになる情報をお届けしたいと思っています!

毎日学校から電話がかかってくるよ!

え?なんかしたっけ?(忘れている)
思春期の行動パターンの例
ここでは特徴的な行動の例をあげてみましょう。
- 親や家族より友達を優先する
- 髪型や服装への執着が強くなる、異性を意識するようになる
- 親が話しかけても無視をする、「別に」「知らない、分からない」と関わりを拒否する
- 朝起きるのが苦手、遅刻や学校を休むことがある
どれもありがちで、激しくうなずく親御さんも多いことでしょう!
このへんは問題行動というより大人の階段の登りはじめということで、なまあたたかい目で見守ることもできるかもしれません。
お次は大人が手を焼く問題行動の例です。
- 門限やスマホの使用時間などがルーズになり、親との約束を守らない
- 親や家族に「うるさい!」「ほっといて!」などの乱暴な言葉を発する、ものに当たる
- 無気力や不安が強く、学校に通えない
生活習慣やリズムが大きく乱れる、暴言や暴力、不安や強迫観念から引きこもり気味になるなど、行動パターンがいくつかに分かれてきます。
こういった状態になると、たとえ成長の過程とはいっても心がざわつきますよね。驚きとイライラが積もり、感情が爆発することも。
親だって人間ですから、当然のことです。
とはいえ、同じ土俵に乗ってバーンとぶつかり合っても解決しなさそう…。もっと関係が悪化しちゃいます。
じゃあどうすればいいの?という声にお応えして、心がちょっとラクになる情報をお伝えします。
まずはなぜこんな態度を取るようになったのか。
これを知るだけでも、ザ・思春期の子供たちの気持ちに寄り添えるかもしれません。

せっかく坊ちゃんのためを思って注意してるのに!

恩着せがましいわい!
どうして思春期は荒れるの?

『思春期にイライラするのは、成長ホルモンや性ホルモンの分泌が盛んになること、心の成長と体の成長のアンバランス、周囲の環境の変化などが原因です。』
こちらはAIの回答です。よく分かりませんね。この説明でなるほどと腹落ちして子どもたちに寄り添えるママンはステキです。しかし、私にはピンと来ないな、という方もいることでしょう。
ではもう少し詳しく、3つに分けてご説明します。
ホルモンバランスの変化
成長とともに性ホルモンが活発に分泌されることで心身ともに不安定になり、理由もなくイライラしたり不安になったりします。今まではどうってことの無かった言葉や態度に過敏に反応して、悲しくなったり怒りを感じたりするとのこと。
女性であれば、生理前のイライラに近いと言えばなんとなく理解できるでしょうか。

親は更年期!

…。
ホルモンバランスが大きく変わるこの時期は、メンタル不調になりやすいということです。
小学校高学年から高校生くらいの間は、多かれ少なかれ感情が揺れ動きやすくなる時期なのですね。
語彙力不足
そして、その心のモヤモヤを説明したくても、ボキャブラリーが少ないと上手く表現できません。「ウザい」「ダルい」などの単純なスラングで会話を終わらせます。
このあたりもコミュニケーションエラーを起こしがちな原因です。

「大丈夫大丈夫」って何が大丈夫なのよ!しかも2回言うな!!

…だいたい全部大丈夫。

なんも伝わらんのじゃ!
巣立ちの準備
さらに言えば、成長にともなって独立心が強まるとのこと。鳥はヒナから成鳥になり巣立ちを迎え親鳥から離れます。人も生き物なので同じですね。親よりも友達や有名人の影響が強くなるのは自然なことなんですね。
思春期の子どもの対応の仕方は?

あんなに可愛かったわが子が自分に対して冷たくなったり、反抗的な態度を取るようになるのは本当に悲しいこと。受け入れにくいです。
それに、小学校の頃にできていた宿題や部屋の片づけが全くできなくなった、成長しているはずなのになぜ?と思うのは私だけでしょうか…。
そうはいってもこれから数年続く予定の思春期。放っておくのも心配だし、できれば自分だって心穏やかに過ごしたい。怒ったりイライラするのは疲れるのです。
それでは一般的に提唱されている、思春期の子供への対応をご紹介します。
✔否定しない
大人も自分を否定されるとGoodな気分じゃないですよね。経験が少なく、多感な時期の子供にとってはなおさらです。
ちょっとくらい変なこと言ってるなーと思っても、一先ず聞くこと。賛同しなくてもいいのです。「へーそうなんだ。」くらいで大丈夫。
決してバカにする言い方や態度はやめましょう!この時期の子どもの心は超デリケート。「あ、この人に言ってもムダ」と思って心を閉ざすことにつながります。
✔根掘り葉掘り聞かない
今まではたくさん学校のことや友達のことを聞かせてくれていたのに、この頃はちっとも教えてくれない。つい、今日の出来事や勉強の進み具合など聞いてしまう。
わかります。聞きたいですよね。何も言わないって何か隠しごとや悪いことしてない!?
って思っちゃいますよね。
でもここはグッとガマンをしてください。子どもは親離れの時期に入っています。無理やり聞くと、逆に距離を取られてしまいます。

男と女の駆け引きのごとく、大人のオンナの余裕を醸しだしましょう!
✔コントロールしない
生活態度がだらしないわが子を見つつ放っておくことは、キチンとした方ほど難しい対応です。
他にも、なぜ今それ(宿題、明日の準備など)をやらないのか!今やらないと後々困ることになるよ!!ということを口出しせずにいることもキビしい、、。
これも結局は見守るしかないのです。
重ねて言いますが、親の言うことは聞きたくないのです。たとえ正しい意見でも。
正論で追い詰めても、逃げるor反発するだけです。
どうしても放置できない!と言う方のために、こちらの声掛けをご紹介します。
「〇〇した方がいいんじゃない?」「明日〇〇の予定があるけど大丈夫?」と情報とヒントを与える、です。あくまでも子供にどうするかを決めさせる。そして放置です。
しばらくするとのっそり動き出す子もいます。動かず、そのままの子もいるでしょう。
そして痛い目に合い、初めてどうにかしなきゃなと感じるのです。
痛い目に合うのが目に見えているのに、口出ししてはいけないという放置プレイ。
ああ、じれったいですね!

実はママンも痛い目に合わないと分からないタイプだったのだよ!

だろうね!

…クソが!
以上の内容は病院や公的機関などの情報をまとめたものなので、学校でいう教科書のようなものになります。
とはいえ、なかなかマニュアル通りに行かないのが人間関係ですよね。
まとめ
最近は移り変わりが何でもスピーディ。新しい情報やデータなども一瞬で大量に得ることができます。
Z世代だのさとり世代だの、若者をジャンル分けする言葉がたくさん出現していますね。
まるで最近の若者は新しい生き物なのかと思ってしまいます。
でも人間ってアフリカで誕生したホモサピエンス以来、そこまで変わってないそうです。
思春期も生き物の成長の一つの時期。きっと昔から不変のものです。
ただ、人間自体は変わっていなくても、環境は大いに変わるもの。
ややこしくなった人とのかかわりの中で、大人も子供も戸惑いながら自分を形作っています。
子供はもちろん、親も不完全な生き物です。
失敗しても遠回りしても大丈夫。過ぎればこの時期があっという間に感じられます。
2~3歳ごろの魔のイヤイヤ期のこと、毎日の忙しさの中で忘れかけていませんか?
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最後まで読んでいただきありがとうございます!
イライラの思春期子育て魔のシーズンが「あんなことあったな…」とネタにして笑い話にできるよう、このブログがお役にたつことができれば嬉しいです!
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