『毒親』ってワード、強烈ですね。
この言葉であなたがイメージするのは暴力的な親?それとも子供の世話を焼かないネグレクト?
いえいえ、毒親ってそんなに分かりやすくて簡単なものじゃないようです。
子どものために良かれと思ってすることも、もしかすると毒親的な行動の一つかもしれません。
毒親かも!?と不安なママンたち、カモーン!

子育ては迷いの連続。
ましてや、難攻不落の思春期ともなれば、それは永遠の迷宮。ラビリンスです。
子どもからの反抗的な態度にブチ切れて思わず暴言を吐いたり、晩ご飯を抜きにしたりしたこともあったり無かったり。

どっちやねん
そして、しばらくたって心が落ち着いてきたら「わたしって、もしかして毒親…?」と不安になったりして。
そんなご経験、あなたにはありませんか?

わたしですか?ほぼ毎日です♡
もしかして私って毒親?毒親の基準とは?
毎日成長期の子供のために、ムリをしながらでも頑張っているママンたち。本当にお疲れ様です…。
それなのに子どもを思う気持ちが暴走して周りが見えなくなった時、思春期を迎えた多感な子どもにとって毒になることがあると言います。
そう、それがまさに毒親。
一生懸命子どものためを思っての行動が子どもに悪影響があるなんて!聞き捨てなりませんよね!?
毒親とは何か、どんな行動が子どもに悪影響を与えるのでしょうか?

私が調査してまいります!!
毒親の明確な定義はありませんが、一般的に「子どもに支配的・否定的・過度な干渉」をして、子どもの自己肯定感を大きく傷つける行動が続く場合を指します。
例えば
- 支配型:「あなたはできないから」「心配だからやってあげる」と子どものチャレンジしたい気持ちを押さえつける。なにごとも親の判断で決める。
- 否定型:「そんなの無理」「あなたにはできない」など子どもの自信を奪う。親自身の存在意義を感じるために、子どもの自尊心を傷つける発言をする。
- 過干渉型:「○○しないとダメ!」と過度にルールを押しつける。子どもが親の価値観に合う行動をするとほめ、外れると責める。
- 精神的・身体的な攻撃:暴言・暴力・無視など。
これらはとても分かりやすい毒親のパターンです。

めっちゃ悪…。特に4はかなりヤバい。

えー。全部イヤだ!
次は意外と自分もやってしまってるかも!?の毒親パターンです。
子どもを必要以上に管理する
子どもの行動や友達とのつきあいを親の基準で制限したり、習い事を親の判断で始めたり辞めたりしていませんか?
行動範囲が広がる思春期の年ごろだから、友達関係も気になりますよね。
せっかく始めた習い事も、成果が見えなければやる意味がないからとつい結果を求めてしまいがち…。
「あなたのため」が決まり文句
子どもの勉強や習い事に「頑張れ!」「しっかり!!」と励まし続ける。子どもの意見より、親自身の経験や情報を優先し、未来の失敗をできるだけ減らそうとする。
その気持ち、痛いほど分かります!親なら誰でも子どもに頑張ってもらいたい。そして失敗してもらいたくない。
大切なこどもが傷つかないように、損しないように、遠回りしないようにと。親の知識を駆使して負の要素からフルガードしたくなります。
でも失敗から生まれる成長って大きいと思います。そしてしっかりと身に染みるのです。
また、良かれと思ってかける励ましの声も、度が過ぎると子どもが重荷に感じるでことしょう。もし思うような成果が得られなかったときに、親の期待に応えられない自分を責めてしまうことも。
大きすぎる期待と、失敗(成長)する権利を奪うことで、子どもはのびのびと生きることができるのでしょうか?
過保護
子ども自身でできることでも世話をし、依存させる。親離れ、子離れができない状況。読んで字のごとしですが、子どもの保護が過剰で関わりすぎな状態です。
子どもの意見や判断を尊重し過ぎ、親が従うようなパターンで、いわゆる子供の甘やかし。
逆に簡単な内容でも子どもに判断させず、必要以上に行動を制限したり、行き過ぎたルールを決めるパターンがあります。
どちらも親の承認欲求を満たすため、親の自信のなさから現れる行動とも言われています。いつまでも子供に必要とされる存在でありたいという気持ちが、子どもの成長のためにするべき行動を上回ってしますのでしょうか。
自己犠牲アピール
子育てをするために自分がガマンをしていることを言う。「私はあなたのために頑張っている」と呪いの言葉を吐く。
いかがでしょうか?ついやってしまうこと、言ってしまうことはなかったでしょうか?

めっちゃある!献身的な感じがして、しかもそれ良いことだと思ってた!!

プレッシャーでしかないんだが?
ママンたちは子供のために頑張っています。良かれと思ってやっている行動なんですが、裏方の仕事って評価されにくいんですよねー。だからその頑張りを認めてもらいたくて、つい自己アピール。
母ちゃんガマンしてるんよーって。そしてそれは子供に呪いとなって響いていきます…。
どうして子供思いの母親が毒親化するの?
子どものためなんですよね、どれもこれも。
思春期を迎え、子どもたちは自主性が強くなります。自分のことは自分で決めたい、大人として認めてもらいたい。
そう思うのはごく自然なことです。
ところが親にとっては、まだまだ危なっかしく見える子どもたち。自分も歩んできた道だから、失敗するのが目に見えているのです。

この成績では手遅れになるのが目に見えている…。

大丈夫だって!みんなもっとひどいから☆
私と同じように、のんきで場当たり的な子どもの行動が見てられないママンたちは多いはず。
小学校の低・中学年まではのびのびと育てていたけど、高学年以降は急に成績、偏差値などで評価される環境になります。
親としてこれは気がかりですよね。近所の学習塾の看板がイヤでも目につく…。
親もストレスを感じながら、子育てをしなければいけない。こんな気持ちが知らず知らずのうちに、自らを毒親化させてしまうのではないでしょうか。
思春期の子どもが受ける毒親の影響は?

さて、こうした頑張るママンたち毒親的行動がどんな風に子どもに影響を与えるのでしょうか?AIさんに問いかけてみました。
AIが回答した毒親の影響とは
自己肯定感の低下
毒親に否定的な言葉をかけられ続けると、「自分はダメな人間だ」と思い込み、自己肯定感が低くなる。挑戦を避けたり、自信を持てなくなったりすることが多い。
親の顔色をうかがう性格になる
厳しすぎるしつけや支配的な態度を取る親のもとで育つと、子供は自分の意見を言えなくなる。常に親の機嫌を気にし、萎縮した態度がクセになる。
人間関係のトラブルが増える
過干渉や支配的な親に育てられると、友達や恋人との関係で「相手の顔色をうかがう」「自分の意見を押しつける」などの極端な行動をとりやすくなる。
怒りやストレスをうまく処理できない
感情を押さえつけられて育つと、怒りを爆発させたり、逆に感情を抑え込みすぎてうつ状態になったりすることがある。結果として、問題行動につながることも。
自立が難しくなる
子供を支配しすぎると、「自分で決める力」が育たず、大人になっても依存的になりやすい。また、「親の期待に応えなければ」とプレッシャーを感じ、自由に生きられなくなることも。
とのことでした。ふむふむ。
ざっくり私の主観でまとめると、
『自信がなくて、チャレンジを避けつつ、人の機嫌をうかがいながら、自分で決めない』
という人物像。…やだー!自分の子どもがそんな人になるなんてー!
自分自身の「やりたい」気持ちより、親から与えられた「安定のレール」を歩めば大きなミスもなく、なんならミスしても自分の責任ではない、と。だって自分が決めたわけではないから。
実に安パイである。
でもちょっと考えて下さい。親である私たちは100%未来が見えるわけではないのです。親の想定しなかったトラブルが起こるかも知れません。
親の手厚い庇護の中、ノーミスで育った子どもが大人になった時、想定外のトラブルに立ち向かうことはできると思いますか?

「長いものに巻かれる」「事なかれ主義」…どれも好きじゃないタイプ

そこはまぁ、個人の好みということで。ていうか、それどういう意味?

キーワードが古くてZ世代には理解できない哀しさよ
過干渉かも。我が家のケース
この記事を作りながら思い出したのですが、我が家でもあれ?と気になったことがありました。
* * *
小学5年生ごろです。坊ちゃんの体調が悪く、かかりつけの病院に行ったときにおじいちゃん先生から問診がありました。

いつからどんな症状かな?

え~…(私の顔を見ながら無言)

(子供に向けて)昨日から、喉が痛かったんでしょ?自分で言いなさい!
いやいや、しゃべれんほどしんどくないやん!自分の事でしょ、ちゃんと言いなさいよ…と思っておりましたが、これはもしや私からのダメ出しが怖かったのか。顔色をうかがい、正解の答え方を探していたのか。
他にも職場の集まりにも子供を連れて行っていたのですが、職場の方たちに似たような態度をとっていたような…。
もしや、子どもながらに多少でもかしこまった場所では、親の視線が厳しいと思っていたのかも。知らず知らずのうちに子供の発言をコントロールするところがあったのかもしれません。

圧が強かったか…。
* * *
どうしてこうなったのか……まぁ、思い当たるフシはある。
ほぼ赤ちゃんの子どもと二人の生活が始まり、なんだかんだ大変だったあのころ。
働くために心折れながら就活をし、保育園はなんとか探し出したのですが、急だったのでえらい遠方の保育園になってしまったり。
時間とお金のない中、なんとかやりくりしていたんでしょうね。毎日を乗り越えるのに必死過ぎて、正直どんなだったか記憶があまりありません。
子どもの成長のために、チャレンジさせたり失敗してもできるまで見守ったりする心の余裕がありませんでした。だからほぼママンが何でもやっちゃう。声も荒げた。しかしこれでは『自分で考えて行動・失敗してもチャレンジする』は難しいですよね~。トホホ。
「毒親になりたくない」と思ったときにできること

毒親化する理由はあったとして、それでも子どもは影響を受けてしまう。
もともとせっかちな性分のママンだからなおさらだったのですが、もっと何かいい方法があったと今さら悔やまれます…。
今私が心がけたいことは「もう一歩先の子どもの未来を想像する」ということです。
短期の目標として気にしがちなのがコレ。
そういう気持ち、よっっっく分かります!私もそう思がちなママンの1人です。
でもでも、その気持ちを頑張って横に置きつつ「子どもがどんな人間になれば幸せになれるか」ということを考えようとしています。
これは私が勝手に思う幸せな人物像です。でもあながち外れてないと思いませんか?
中でも「自分を大切にする」は基本的なことで、まず初めに子どもに伝えないといけないことだなーと思っています。
子どもの自尊心をへし折り、親の価値観を植えつけ、自分が成長することに罪悪感を持たせたくないな、と。
とは言え、ぶっちゃけ完璧な親でいることは無理です。
反抗的な態度をされると、やさしく注意するつもりが荒い言葉遣いになることだってよくあります。
それでも親自身もそんな自分を許し、世間のものさしで判断せず、失敗しても新しいことにチャレンジする。そんな大人になって、子どもにその背中を見せてゆきたい。そう思っています。
あなたはご自分の子どもにどんな幸せな人間になってほしいですか?
まとめ
今回は、自分は毒親かも!?と思ったときの対処法をとりあげました。
毒親のパターン
さらにありがちなパターン
こんな風に毒親化していくのも、我が子を愛しているからこそ!でもその愛情は身勝手なものかもしれない…。
子どもが受ける毒親の影響
親の強すぎる思いが子どもを幸せから遠ざけてしまう残念な結果を招きます。。
毒親にならないためにできること
数年先の未来の安定を選ぶのではなく、失敗してもチャレンジできる人間になるように見守ることが大切です。
そして意外と忘れてしまうのが親自身の事。
子ども以外のことに意識を向けて、ほどよい距離感を保つことも大切です。
親だって自分も周りの人も大切にできる。自立(自律)した大人になるように自分自身に目を向けていきたいですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
これからも少しでもママンたちの心が安らかになるような記事をアップしていきたいと思います!
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